安定期に入り流産の危険性が減少し、妊娠初期の不安が軽減します。しかし安定期に入ったからといって、100%安全ということはありません。
ここでは妊娠中期について説明します。
安定期突入!妊娠中期ってどんな時期?
安定期に入り、流産の確率がグンと減少します。お腹の膨らみも多少目立つようになります。早い人では妊娠5ヶ月めで胎動を感じ、遅くても妊娠6ヶ月頃には、はっきりと胎動を感じるそうです。つわりも治まり、お腹もそこまで大きくないため、この時期が最も快適な妊婦生活を過ごすことができる時期でもあります。そのため妊娠中の旅行などは、この時期がおすすめです。
妊娠5ヶ月、赤ちゃんの成長状態について
妊娠5ヶ月に入ると、赤ちゃんの大きさは大人の頭部と同じくらいの大きさまで育ちます。体重は80~250gまで成長し、ママの体は重くなります。妊娠初期と比べて、ママの体に負担がかかりやすくなり、すぐに息切れをしてしまったり疲れが溜まったりしてしまうため、無理に走ったり重いものを持ったりせず、疲れた時はすぐに休むようにしましょう。
聴覚が出来上がる
耳の穴はすでに、妊娠4週目頃にはできあがっているのですが、その頃はまだ聞こえておらず、妊娠5ヶ月に入ってから聞こえるようになります。そのため妊娠5ヶ月に入ったら、毎日赤ちゃんに話しかけてあげるようにするといいでしょう。
妊娠6ヶ月、赤ちゃんの成長状態について
赤ちゃんの大きさは250~600g程度まで成長し、徐々に体に脂肪がつきはじめプクプクとした体つきになっていきます。身長も25cmほどまで成長します。赤ちゃんには体毛というものが全身に生えていて、この体毛が羊水の刺激を抑える役割がありますが、妊娠6ヶ月にはいると、胎脂というクリーム状のものが全身の皮膚につき始めます。胎脂は体毛と同じく羊水の刺激から胎児を守ったり、体温調節の働きを行ったりするものです。また出産時に胎児が参道を通りやすいように、潤滑油の役目も果たしているそうです。
性別がわかるようになる
妊娠6ヶ月に入り、運良くエコーで生殖器官が見られれば、性別がはっきりわかります。生まれてくるまで楽しみにしていたい方は、性別を聞かないという方法もありますが、気になるようであれば担当医に訪ねてみるといいでしょう。前もって性別を知っていることで、名前だけでなく入院中に着させる洋服なども、妊娠中に用意しておくことができます。
妊娠7ヶ月、赤ちゃんの成長状態について
妊娠7ヶ月の終わり頃には、赤ちゃんの身長は35cmほどまで成長し、体重は800~1,300gまで増えています。妊娠6ヶ月と比べて体重が1.5倍ほど増えるため、妊娠7ヶ月の赤ちゃんは皮下脂肪が増えたり皮膚や筋肉が固くなったりする、体の中身が充実してくる時期だといえます。赤ちゃんの成長には栄養素が必要ですが、いくら栄養を取り入れていても血液が足りなければ意味がありません。ママは貧血にならないよう注意しましょう。
嗅覚や味覚が発達する
妊娠6ヶ月目までは華の形はエコーで確認できても、鼻の穴は開いていませんでした。妊娠7ヶ月に入ると、鼻の穴が貫通し、嗅覚が発達するようになります。嗅覚や味覚が発達することで、味に関する感性が高まり、ママの食べたものの味を覚えるようになり、赤ちゃんの五感が鋭くなるといわれています。
おわりに
つわりも治まり、胎盤が完成しへその緒でママと赤ちゃんがしっかり繋がる時期が、妊娠中期です。お腹の膨らみが多少目立ち始める時期ですが、そんなに重くないため、妊娠中の旅行やお出かけはこの時期に行うようにしましょう。またこの時期は赤ちゃんの聴覚や嗅覚、味覚などが発達する時期でもありますので、積極的に赤ちゃんとコミュニケーションをとるようにしましょう。
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あんしんママ

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