妊娠中は家事の疲れや仕事のストレスなどでも、赤ちゃんに影響があるのではないかと不安に思いますよね。赤ちゃんのために無理をしていけないと思い、仕事を辞めるか続けるか悩んでいる妊婦さんもいるでしょう。ここでは妊娠中の仕事についてお話しします。
妊娠初期の仕事は胎児に負担がかかる?妊娠中の仕事について
基本的には妊娠をしたからといって、仕事を辞める必要はありません。もちろん職場環境や仕事内容によって仕事が続けられるか、続けられないかは変わってくるのですが、医師から「絶対安静」や「入院」といった指示がない限り、仕事を続けることができます。しかしつわりや急な体調の変化などで、周りの人に迷惑をかけてしまうことがあるため、会社には早めに報告し、理解してもらうようにしましょう。
仕事を続けるのであれば、以下の3つに注意!
1.早めに報告する
妊娠初期は疲れやすく、つわりなどで急に体調を崩してしまうことがあります。そのため会社の人に迷惑をかけてしまうこともあります。職場の人の理解を得るためにも、できるだけ早い時期に妊娠の報告をするようにしましょう。人によって異なりますが、妊娠8~11週目につわりのピークが訪れるため、この時期に入る前に報告しておくことが望ましいといえます。
2.無理な仕事は引き受けない
体に負担のかかる仕事は、ママにも赤ちゃんにも影響を与えてしまいます。重いものを持つ仕事や、激しく動き回るような仕事は引き受けないようにしましょう。また夜遅い時間に起きていることも、ママと赤ちゃんには良くないため、夜勤などもできるかぎり避けるようにしましょう。
3.通勤時間
つわりによってバスや電車内の臭いや、人の臭いによって具合が悪くなることもあります。また満員電車などでは、お腹を押される危険性があるため、人混みのない時間に通勤することをおすすめします。
また会社によって、妊娠中は通勤緩和制度を利用できるところもあるため、一度上司に相談してみるといいでしょう。
こんな場合は休職か退職をしよう!
仕事を続けたいと思っていても、休職か退職をしなくてはいけない場合もあります。
- ドクターストップ
ドクターストップをされたら、それほど危険な状態だということを意味しています。ドクターストップされたら、すぐに職場に報告し、穏やかに過ごすようにしましょう。
- お腹が張りやすい
妊娠中、お腹が張ることはよくあることでもありますが、お腹の張りによって仕事を中断させなければいけない状態であれば、休養する必要があります。
- 出血しやすい
出血をするということは、赤ちゃんに何かしらの問題があるか、ママが無理をし過ぎているかのどちらかです。この状態が長く続くようであれば、退職を考える必要があります。
- つわりがひどい
つわりで仕事に影響が出てしまうのであれば、つわりが治まるまで休職をとるようにするといいでしょう。
知っていると得!?妊婦に優しい労働基準法とは
労働基準法には、妊婦を守るための母性保護規定があり、3つのことが約束されています。
- 時間外労働・休日労働・深夜業を強制できない
雇用者は妊婦の希望によって、時間外や休日、深夜業を強制してはいけないとしています。妊婦さんは体に負担をかけないことが大切なため、必要以上に働くことを避けるようにしましょう。
- 週40時間、1日8時間を超えてはいけない
週40時間、1日8時間を超える労働をしなくていいという規定があります。仕事が辛いと感じた時は、定時で帰れるよう、上司に相談するようにしましょう。
- 管理監督者の妊産婦は、深夜の仕事だけつかなくていい
妊産婦が希望すれば、22時から朝5時までの深夜労働をしなくてもいいとされています。夜中起きていることは、ママと赤ちゃんによくないことでもあるため、深夜労働は避けるようにしましょう。
おわりに
基本的に妊娠中でも仕事を辞める必要はありません。しかしドクターストップなどの指示をされたり、出血をしてしまったりした場合は休職や退職を考えるようにしましょう。妊婦さんにとって最も大切なことは、無理をしないということです。赤ちゃんのためにも無理をせず、仕事を続けるようにいしましょう。
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