仕事をしている妊婦さんは、なかなか時間が作れず、産休に入ってから自分の時間を作ろうと思っていませんか?しかし友人との食事、旦那と旅行、出産・入院の準備など、これらのことは妊娠中期に行うべきだといえます。
やりたいことは妊娠中期にやるべき!その理由とは
妊婦さんがお出かけをする時期としておすすめなのが、妊娠中期です。できれば出産や入院のグッツなども、この時期に揃えておくといいでしょう。妊娠初期はつわりがあり、出かけるどころではないかもしれません。しかしつわりが全くないという方もいるでしょう。つわりのない方でも、妊娠初期のお出かけは控えるべきだといえます。妊娠初期は胎児がまだ安定しておらず、流産などを引き起こす可能性があります。妊娠後期は赤ちゃんの体重が1,000gを超え始め、お腹も大きくなっています。そのため座ったり立ったりするだけでも一苦労、少しの距離を歩いただけでも息切れをしてしまうこともあります。
しかし妊娠中期はつわりも落ち着き、体も重くなく動きやすく、胎盤も完成し、赤ちゃんとママがしっかりへその緒で繋がれ安定するため、この時期がお出かけに最適な時期だといえます。
外出時に気をつけるべき3つのポイント
1.満員電車
ギュウギュウの車内で、数十分立ちっぱなしでいることで具合が悪くなる可能性もありますし、お腹が圧迫されることで赤ちゃんに負担をかけてしまうことも考えられます。出来る限り、満員電車を避けて移動するようにしましょう。また周囲の人は、妊娠後期くらいにならないと妊婦だと気づいてくれないことが多く、席をゆずってくれない場合があります。電車に乗っていて具合が悪くなった時のために、ドアの近くにいるようにしたり、自分から席を譲ってもらうよう声をかけたりするようにしましょう。
2.服装
夏でも冷房などでお腹を冷やしてしまうことがあります。そのため夏でも、お腹を冷やさないような服装を心がけましょう。また転倒するだけで流産を引き起こす可能性があるため、ヒールなどは履かず、スニーカーやフラットシューズといったぺったんこの靴を履くようにしましょう。
3.坂道や階段
お腹がある程度大きくなると足元が見えなくなります。足元が見えない状態で、坂道や階段を歩いていると、転倒しお腹をうってしまう可能性があります。一人の時は坂道や階段の多い場所は避けるようにし、旦那さんと一緒の時は手を繋いでもらったり、近くで支えてもらったりするようにしましょう。
必ず持ち歩こう!外出時に必要な4つの持ち物
妊娠中は以下の4つのものを必ず持ち歩くようにしましょう。
- 母子手帳
- 診察券
- 保険証
- 携帯電話
安定期に入ったからといって、絶対に安全ということはなく、体調が悪くなってしまったり、突然出血してしまったりする可能性はあります。そのため、もしもの時に備えて母子手帳・診察券・保険証・携帯電話の4つは持ち歩くようにしましょう。
マタニティマークは必要?
マタニティマークをつけることで、周囲の人も妊婦だということに気付きやすく、電車やバスなどで席を譲ってもらえることもあります。しかしマタニティマークの本来の目的は、周囲からの配慮を求めることではなく、何か会った時に妊婦だと気づいてもらうことを目的としています。例えば救急車で運ばれるほどのことが起きてしまった場合、鞄の中をあさらなくても、鞄についているマタニティマークで妊婦だということがわかり、妊婦にあった治療を瞬時に行うことができるのです。
おわりに
妊娠初期はつわりもあり、赤ちゃんが未熟で安定していないため、できるかぎり外出は避けるようにしましょう。妊娠後期はお腹も大きくなり、座ったり立ったりするだけでも大変で、長時間歩いたり両手に荷物を抱えたりすることはできません。そのため妊娠中のお出かけは、妊娠中期がおすすめです。
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